专利摘要:
テープ駆動装置およびそのテープ駆動装置を使用する方法を提供する。 テープ駆動装置は、テープ媒体上のサーボ・パターンの遷移ストライプを検知するように構成された少なくとも第1および第2サード読取り素子を含むヘッド・アセンブリを含む。第1サーボ読取り素子は、テープ媒体上の偶数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプを第1時間に検知するように構成される。サーボ検知ロジックが、テープ媒体上の偶数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングを検知するように構成される。サーボ・コントローラが、テープ媒体上の偶数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングに応答してテープ媒体に関して横方向にヘッド・アセンブリを位置付けるように構成される。第2サーボ読取り素子は、テープ媒体上の奇数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプを第2時間に検知するように構成される。なお、第2時間は、距離Dに対応する第1時間後の時間遅れである。サーボ検知ロジックは、更に、テープ媒体上の奇数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングを検知するように構成される。サーボ・コントローラは、更に、テープ媒体上の奇数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングに応答してテープ媒体に関して横方向にヘッド・アセンブリを位置付けるように構成される。
公开号:JP2011511994A
申请号:JP2010544669
申请日:2009-01-23
公开日:2011-04-14
发明作者:ハンコック、リード、アラン;ブイ、ナン、スアン;英司 小倉;和弘 鶴田
申请人:インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Maschines Corporation;
IPC主号:G11B5-584
专利说明:

[0001] 本発明は、磁気テープのためのサーボに関し、特に、磁気テープの縦方向(即ち、長さ方向)に拡張したタイミング・ベースのサーボ・バンドを有するその磁気テープのためのサーボに関する。]
背景技術

[0002] 磁気テープは、アーカイブに保管されるデータ、または、自動データ記憶ライブラリの記憶棚に格納され、要求された時にアクセスされるデータを物理的に格納するための手段を提供する。磁気記録テープ上にバンドとしてデータを読取り及び/又は書込むことは、磁気ヘッドの正確な位置付けを必要とする。磁気ヘッドは、磁気テープがその磁気ヘッドを通り越して縦方向に移動するとき、特定の縦方向のデータ・バンドまで移動し、そのデータ・バンド上に中央揃えされて維持される。磁気ヘッドは、縦方向のデータ・バンドに関して横方向にバンド間を平行移動させられる。]
[0003] サーボ・システムは、磁気ヘッドを所望のデータ・バンドの中心まで移動させて磁気ヘッドをその中心に位置付けするように、および所望のデータ・バンドの中心を追従するように使用される。データ・バンドは、所与のテープのデータ・バンド密度を増加させるために、および、それにより所与のテープのデータ容量を増加させるために、益々小さく且つ近接するようになりつつある。従って、データ・バンドのグループによって隔てられた、縦方向の定義されたサーボ・バンドをテープの幅全体にわたる様々な位置に設けることが望ましくなっている。これは、サーボ・バンドがデータ・バンドに近接することを可能にし、テープの伸張等によるオフセット(相対位置の変化)を制限する。これは、サーボ・バンドとデータ・バンドの間の関係がより高い精度のものになるため、より多くのバンドを使用することを可能にする。]
発明が解決しようとする課題

[0004] 本発明の目的は、磁気テープ駆動装置およびその磁気テープ駆動装置を使用する方法を提供することにある。]
課題を解決するための手段

[0005] 磁気テープ駆動装置は、磁気テープ媒体上のサーボ・パターンの遷移ストライプを検知するように構成された少なくとも第1および第2サード読取り素子を含む複数個のサーボ読取り素子を有するヘッド・アセンブリを含む。サーボ・パターンは、複数個の縦方向のデータ・バンド間にある複数個の並行した縦方向のサーボ・バンドを含む。複数個のサーボ・バンドは、奇数サーボ・バンドおよび偶数サーボ・バンドを含み、奇数サーボ・バンドの各々は、偶数のサーボ・バンドの各々の間にある。各サーボ・バンドは、複数個のフレームを含み、各フレームは複数個の遷移ストライプのバーストを含む。各バーストは第1遷移ストライプを有する。各奇数サーボ・バンドの各バーストの第1遷移ストライプは、奇数サーボ・バンドのサーボ情報が偶数サーボ・バンドからのサーボ情報とインターリーブされるように、各偶数サーボ・バンドの各バーストの第1遷移ストライプから実質的に等しい距離Dだけ縦方向にシフトしている。]
[0006] テープ駆動装置の第1サーボ読取り素子は、磁気テープ媒体上の偶数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプを第1時間に検知するように構成される。サーボ検知ロジックが、磁気テープ媒体上の偶数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングを検知するように構成される。サーボ・コントローラが、磁気テープ媒体上の偶数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングに応答して磁気テープ媒体に関して横方向にヘッド・アセンブリを位置付けるように構成される。]
[0007] 第2サーボ読取り素子は、磁気テープ媒体上の奇数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプを第2時間に検知するように構成される。なお、第2時間は、距離Dに対応する第1時間後の時間遅れである。サーボ検知ロジックは、更に、磁気テープ媒体上の奇数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングを検知するように構成される。サーボ・コントローラは、更に、磁気テープ媒体上の奇数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングに応答して磁気テープ媒体に関して横方向にヘッド・アセンブリを位置付けるように構成される。]
[0008] 1つの実施例では、複数個の読取り素子、更に、サーボ・パターンの遷移ストライプを検知するように構成される。複数個のフレームの各フレームは、第1方位における遷移ストライプの第1バースト、第1方位とは異なる第2方位における遷移ストライプの第2バースト、第1方位における遷移ストライプの第3バースト、および第2方位における遷移ストライプの第4バーストを含む。第1バーストの第1遷移ストライプと第3バーストの第1遷移ストライプとの間の距離は距離Bである。]
[0009] 1つの実施例では、複数個のサーボ読取り素子は、サーボ・パターンの遷移ストライプを検知するように構成される。各奇数サーボ・バンドの各バーストの第1遷移ストライプは、各偶数サーボ・バンドの各バーストの第1遷移ストライプから縦方向に実質的に等しい距離Dだけシフトされている。距離Dは
0.9B/X≦D≦1.1B/X
である。但し、Xは、その複数個のサーボ読取り素子を構成するサーボ読取り素子の数として定義される。]
[0010] 従って、1つの実施例では、テープ駆動装置は、距離Dが0.45B≦D≦0.55Bになるように2つのサーボ読取り素子を有する。別の実施例では、テープ駆動装置は、距離Dが0.30B≦D≦0.37Bになるように3つのサーボ読取り素子を有する。]
[0011] 1つの実施例では、時間遅れは、距離Dと磁気テープ媒体の速度との積である。]
[0012] 1つの実施例では、テープ駆動装置は、磁気テープ媒体上のデータを読取りおよび書込みするように構成された磁気読取り/書込みテープ・ヘッドを含む。1つの実施例では、第1および第2サーボ読取り素子が横方向に間隔をあけて置かれる。更に、サーボ・パターンの遷移ストライプを検知するように、複数個の読取り素子が構成される。そのパターンでは、フレームが、第1方位における5個の遷移ストライプのグループの第1バーストおよび第1方位とは異なる第2方位における5個の遷移のグループの第2バーストを含み、それに続いて、第1方位における4個の遷移ストライプのグループの第3バーストおよび第2方位における4個の遷移ストライプのグループの第4バーストを含む。1つの実施例では、第2の方位は第1方位の反対である。]
図面の簡単な説明

[0013] タイミング・ベースのサーボ・トラックを有する磁気テープ、並びに複数個のサーボ読取り素子を有する磁気テープ駆動装置の磁気ヘッドおよびサーボ・システムの概略図である。
タイミング・ベースのサーボ・トラックを有する磁気テープ、並びに「A」および「B」の信号インターバルの表示を含んだ複数個のサーボ読取り素子を有する磁気テープ駆動装置の磁気ヘッドおよびサーボ・システムの単純化した概略図である。
本発明の実施例である、タイミング・ベースのサーボ・トラックを有する磁気テープ、並びに複数個のサーボ読取り素子を有する磁気テープ駆動装置の磁気ヘッドおよびサーボ・システムの概略図である。
本発明の実施例である、タイミング・ベースのサーボ・トラックを有する磁気テープ、並びに「A」および「B」の信号インターバルの表示を含んだ複数個のサーボ読取り素子を有する磁気テープ駆動装置の磁気ヘッドおよびサーボ・システムの単純化した概略図である。
本発明による磁気テープ駆動装置の概略図である。
本発明による磁気テープ駆動装置の概略的ブロック図である。]
実施例

[0014] 以下は、本発明の実施例に関する詳細な説明を提供することを意図し、本発明自体を限定するものと解されるべきではない。むしろ、如何なる数値の変更も、「特許請求の範囲」において定義された発明の技術的範囲内にあるであろう。]
[0015] 図1を参照すると、磁気テープ20のような磁気テープ上のタイミング・ベースのサーボ・パターンが開示される。この磁気テープには、縦方向(長さ方向)のデータ・トラック29のグループ(例えば、データ・トラック29a、29b、29c、29d、および29e)の間に、事前記録された磁気的並行の縦方向サーボ・バンド27(例えば、サーボ・バンド27a、27b、27c、27d、および27e)が存在する。更に、磁気テープ20は、そのテープの端部に保護バンド48および49が設けられる。なお、縦方向は、磁気テープ20の長さに沿った方向(長さ方向)として定義される。横方向は、磁気テープ20の幅に沿った方向として定義され、縦方向に垂直である。「バンド」および「トラック」という用語は、本明細書では交換可能に使用される。] 図1
[0016] 図1の特定の例では、5個の縦方向のタイミング・ベースの定義されたサーボ・バンドが、これらの位置におけるトラック追従のために磁気テープ20上に事前記録される。その定義されたサーボ・バンドに記録された磁気遷移のパターンはフレームの反復セットであり、そのフレームの各々は異なる方位のものである。例えば、そのパターンは傾斜した遷移、即ち、線形のサーボ・トラックの縦方向に関して第1方向の方位を有する遷移を、例えば、反対方向における異なる傾斜を有する遷移と交互になるように含む。同じ方位を有し且つギャップまたはスペースによって隔てられた遷移のグループが、「サーボ・バースト」または単に「バースト」(例えば、バースト40、41、42、および43)と呼ばれる。各サーボ・バーストは、1つのバースト当たり所定数の遷移ストライプを含み、それはエラー検出および訂正において使用することができる。] 図1
[0017] ヘッド・アセンブリ24は、縦方向のデータ・トラック29のセットに関して磁気テープ上にデータを読取りおよび/または書込むように構成された複数個の読取り/または書込み素子28を含む。図1の例では、ヘッド・アセンブリ24は、2つのバンドが同時に感知されることを可能にする少なくとも2つの狭いサーボ読取り素子25,26を含む。その結果生じる両方のサーボ・バンドからの出力は、エラー率を減らすために平均化されるかまたは冗長的に使用される。サーボ読取り素子25,26がその定義されたサーボ・バンド27に適切に位置付けられるとき、読取りおよび書込み素子28が、磁気テープ20のデータ・トラック・ロケーションに関してデータを転送するために適正に位置付けられる。] 図1
[0018] 黒い斜めのストライプがサーボ・トラック27の幅にわたって拡張した記録された磁束の磁化領域を表わすということ、およびストライプの端部がサーボ読取り信号を発生するために検知される磁束遷移を含むということは、当業者には明らかであろう。その遷移はストライプの各端部において2つの磁極を有する。サーボ読取り素子が、例えば、図2のサーボ・トラック中心線50に沿ってサーボ・トラック27の遷移と交差する場合、それは、遷移の極性によって決定される極性を有するアナログ信号パルスを生じる。例えば、サーボ読取り素子は、各ストライプの先端に(ストライプに遭遇した際に遷移に遭遇して)正のパルスを生じ、後端に(ストライプを離れた際に遷移に遭遇して)負のパルスを生じ得る。エラーの機会を減らすために、サーボ・システムは、同じ極性を有する磁束遷移間のインターバルだけを計時する。例えば、ストライプの先端を横切って移動する際のサーボ読取り素子によって生成された遷移パルスだけが使用され、ストライプの後端を横切って移動することにより生成された遷移パルスは無視される。従って、本明細書では、「遷移」という用語は、ストライプの端部または同等物を指し、その結果同じ極性を有する信号の発生する。] 図2
[0019] タイミング・ベースのサーボ・トラックに関するサーボ読取り素子の横方向の位置付けは、「B」距離を呼ばれる並行した傾きを持つ2つの遷移間の時間に比べて、「A」距離と呼ばれる異なる傾きを持つ2つの遷移間の時間の測定に基づいて感知される。例えば、図1を参照すると、「A」距離は、バースト40の第1遷移ストライプとバースト41の第1遷移ストライプとの間の時間に基づいて測定される。更に、1つの例では、「B」距離は、バースト40の第1遷移ストライプとバースト42の第1遷移ストライプの間の時間に基づいて測定される。上記の例では、「A」距離および「B」距離を決定するために、各バーストの第1遷移ストライプが使用されるが、それぞれのバーストのいずれの遷移ストライプを利用してもよいということは当業者には明らかであろう。例えば、「A」距離および「B」距離は、1つのバーストの第2遷移ストライプと別のバーストの第2遷移ストライプとの比較に基づいて決定され得る。本明細書では、第1遷移ストライプは、サーボ読取り素子25、26が読取り方向において到達する最初の遷移ストライプとして定義される。] 図1
[0020] 更に詳しく云えば、定義されたサーボ・バンド内の横方向位置の感知は、これらの2つのサーボ・パターン・インターバルの比率を導出することにより得られる。特に、横方向位置は、
(1)「A」距離と呼ばれるバースト40および41の遷移間の距離と、
(2)「B」距離と呼ばれるバースト40および42の遷移間の距離と
の比率であってもよい。それら距離は、等速で遷移間を計時することによって測定される。従って、テープ・ヘッドのサーボ読取り素子25および26がテープ20の下端に向けて移動するとき、バースト40および41の「A」遷移間の距離は大きいが、バースト40および42の「B」遷移間の距離は変わらないので、バースト40および41の遷移間の時間とバースト40および42の遷移間の時間との比率は大きくなる。]
[0021] サーボ・トラック27は、一般に、同時にパルス供給される、2つの隔てられた「A」距離を形成する異なる傾きの書込み素子を有するサーボ・ライタによって、生成されるということに留意することが重要である。従って、「A」の幾何学的な距離はフォトリソグラフ的に決定され、従って、サーボ・ライタ・ドライブのタイミングまたは速度と無関係である。]
[0022] サーボ・トラック27aおよび27bがそれぞれサーボ読取り素子25および26を横切って移動するように、テープはヘッド・アセンブリ24を横切って縦方向に移動する。そのような移動が生じるとき、磁束遷移のサーボ・パターンが、各サーボ読取り素子25および26に対して1つずつの2個のアナログ・サーボ読取り信号を発生するように、そのサーボ・パターンが検知される。各サーボ読取り素子25および26に対するアナログ・サーボ読取り素子信号が、サーボ信号線84および90を介して、それぞれ、信号デコーダ86および92に供給される。しかる後、それぞれの信号デコーダが、サーボ読取り素子信号を処理し、位置信号線88および94を介してサーボ・コントローラ80に送られる位置信号を発生する。サーボ・コントローラ80はサーボ制御信号を発生し、制御線82を介してヘッド・アセンブリ24におけるサーボ位置付け機構にそれを供給する。サーボ位置付け機構は、サーボ・コントローラ80からの制御信号に応答して、サーボ読取り素子25および26を含むアセンブリを所望のサーボ・トラックに到達するように、またはサーボ・トラック中心線50に関してサーボ読取り素子25および26を維持するように、サーボ読取り素子25および26をサーボ・トラック中心線50に関して横方向に移動させる。]
[0023] サーボ・システム80のサーボ検知ロジックは、横方向に拡張した遷移の相対的なタイミングを、線82を介して供給された信号から検知するように構成される。詳しく云えば、その横方向に拡張した遷移は、磁気テープ20が縦方向に移動するとき、複数個の横方向に隔てられたサーボ読取り素子25および26によって感知される、異なる傾きを有する遷移を含む。サーボ検知ロジックは、感知された遷移の相対的なタイミングから、異なる傾きを有する横方向に拡張した遷移の少なくとも1つの既知のセットに対して、「A」距離、並びに、複数個のサーボ読取り素子25および26と磁気テープとの間の関係に関する情報、を決定するように構成される。]
[0024] 図2は、磁気テープ20のような磁気テープ上のタイミング・ベースのサーボ・パターンの簡易バージョンを示す。図2では、図を単純にするために、各バーストが単一の線として示される。1つの実施例では、単一の線は、各バーストの第1遷移ストライプを表わしてもよい。] 図2
[0025] 図1に関する説明と同様に、ヘッド・アセンブリ24は少なくとも2つの狭いサーボ読取り素子25、26を含み、2つのサーボ・バンド(例えば、27aおよび27b)が同時に感知されることを可能にする。上述のように、サーボ読取り素子(例えば、サーボ読取り素子25および/または26)が、例えば、サーボ・トラック中心線50に沿ってサーボ・トラック27の遷移と交差する時、それは、遷移の極性によって決定される極性を有するアナログ信号パルスを生成する。] 図1
[0026] 図2に示された例では、第1方位を有する遷移ストライプL2が、第2方位を有する遷移ストライプL3から距離Aだけ隔てられている。1つの例では、距離Aは50μmであってもよい。第2方位を有する遷移ストライプL1は、同じく第2方位を有する遷移ストライプL3から距離Bだけ隔てられている。1つの例では、距離Bは100μm(「B」距離)であってもよい。] 図2
[0027] 図2に示されるように、従来技術では、1つのサーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド27a)内の遷移ストライプの各バーストが、すべてのサーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド27b、27c、27d、27e)の遷移ストライプの各バーストと縦方向に揃っている。例えば、サーボ・バンド27aの遷移ストライプL1によって表わされたバーストは、サーボ・バンド27bの遷移ストライプM1によって表わされたバーストとx1に沿って縦方向に揃っている。同様に、遷移ストライプL2およびL3によって表わされたバーストは、それぞれ、遷移ストライプM2およびM3によって表わされるバーストと縦方向に揃っている。] 図2
[0028] サーボ読取り素子25(図1に示された)は、それがサーボ・トラック中心線50に沿ってサーボ・バンド27aの第1方位の遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプL2)と交差するときに信号を検知すること、および、その後、それがサーボ・バンド27aの第2方位の隣接した遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプL3)と交差するときに信号を検知することによって、サーボ・バンド27aに沿った「A」距離を測定する。同様に、サーボ読取り素子26は、それがサーボ・トラック中心線50に沿ってサーボ・バンド27bの第1方位の遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプM2)と交差するときに信号を検知すること、および、その後、それがサーボ・バンド27bの第2方位の隣接した遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプM3)と交差するときに信号を検知することによって、サーボ・バンド27bに沿った「A」距離を測定する。遷移ストライプL3およびM3はx2において磁気テープ20の長さに沿って縦方向に揃っているので、サーボ読取り素子25は、サーボ読取り素子26が距離「A」に関する情報を出力するのと同時に距離「A」に関するサーボ情報を出力する。従って、奇数サーボ・バンドに関するサーボ読取り素子26から得られたサーボ情報は、偶数サーボ・バンドに関するサーボ読取り素子25から得られたサーボ情報と同時に供給される。] 図1
[0029] 更に、図2に示されるように、サーボ読取り素子25は、それがサーボ・トラック中心線50に沿ってサーボ・バンド27aの第2方位の遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプL1)と交差するときに信号を検知すること、および、その後、それがサーボ・バンド27aの第2方位の隣接した遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプL3)と交差するときに信号を検知することによって、サーボ・バンド27aに沿った「B」距離を測定する。同様に、サーボ読取り素子26は、それがサーボ・トラック中心線50に沿ってサーボ・バンド27bの第2方位の遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプM1)と交差するときに信号を検知すること、および、その後、それがサーボ・バンド27bの第1方位の隣接した遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプM3)と交差するときに信号を検知することによって、サーボ・バンド27bに沿った「B」距離を測定する。再び、遷移ストライプL3およびM3は、x2において磁気テープ20の長さに沿って縦方向に揃っているので、サーボ読取り素子25は、サーボ読取り素子26が距離「B」に関する情報を出力すると同時に、距離「B」に関するサーボ情報を出力する。従って、奇数サーボ・バンドに関するサーボ読取り素子26から得られたサーボ情報が、偶数サーボ・バンドに関するサーボ読取り素子25から得られたサーボ情報と同時に供給される。] 図2
[0030] サーボ読取り素子信号のサンプル率Fsは、サーボ・パターンの長さおよびテープ速度によって決定される。サンプル率Fsは、次のように表わされる。
Fs=速度/距離
この場合、速度は磁気テープの速度であり、距離はサーボ・パターンの2つの遷移線間の距離である。]
[0031] 例えば、2M/秒のテープ速度、50μmの距離「A」、および100μmの距離「B」を仮定すると、サーボ読取り素子25および26は毎秒20,000サンプルの率でサーボ情報を出力するであろう。]
[0032] 適切なサーボ制御に必要なサンプル率は、トラック追従サーボ・ループの要素の残りによって決定される。高帯域トラック追従を支援するために、サーボ制御システムは高サンプリング率のサーボ・フィードバック信号を必要とする。高サンプリング率は、サーボ読取り素子位置に関する最新の正確な情報を提供し、従って、より高いサーボ帯域幅および一層良好に制御されたサーボ・システムを支援する。磁気テープ20速度は遅いデータ転送ホスト・システムに適合する(スピード・マッチングと呼ばれる)ために遅いので、サンプリング率は遅くなり、その結果、サンプリング率が遅すぎて高帯域トラック追従システムを維持することができなくなる。]
[0033] 従って、より高いサーボ・サンプリング率が実現されるように高い縦方向密度のサーボ情報を用いてサーボ・パターンを検知するように構成される方法およびシステムが必要になる。その高いサンプリング率は、サーボ読取り素子に関する最新の正確な情報を提供し、従って、向上した制御技術を備えた高いサーボ帯域幅システムを保証する。]
[0034] 図3は、磁気テープ320のような磁気テープ上の本発明によるタイミング・ベースのサーボ・パターンを示す。その磁気テープには、事前記録された磁気的並行の縦方向サーボ・トラック327a、327b、327c、327d、および327e(本明細書ではサーボ・トラック327とも呼ばれる)が縦方向のデータ・トラック329a、329b、329c、329d、および329e(本明細書ではデータ・トラック329とも呼ばれる)グループの間に存在する。更に、事前記録された磁気的並行のサーボ・トラックまたはバンドは奇数サーボ・バンドおよび偶数サーボ・バンドを含む。奇数サーボ・バンドは各偶数のサーボ・バンドの間に存在する。例えば、サーボ・バンド327a、327cおよび327eは偶数サーボ・バンドとして定義され、サーボ・バンド327bおよび327dは奇数サーボ・バンドとして定義される。] 図3
[0035] 磁気テープ320は、テープの端部に保護バンド348および349を設けられる。縦方向は、磁気テープ320の長さに沿った方向として定義される。横方向は、磁気テープ320の幅に沿った方向として定義され、縦方向に垂直である。]
[0036] 図3の例では、5つの縦方向のタイミング・ベースの定義されたサーボ・バンド327がトラック追従のために磁気テープ320上のこれらの位置に事前記録される。その定義されたサーボ・バンドに記録された磁気遷移のパターンは、構造338の反復したセットであり、その各々は異なる方位のものである。例えば、そのパターンは、傾いた遷移、即ち、線形のサーボ・トラックの縦方向に関して第1方位を有し、例えば、反対方向における異なる傾きを有する遷移と交互になった遷移を含む。同じ方位を有し、ギャップによって分離された、即ち、隔てられた遷移のグループは、「サーボ・バースト」または単に「バースト」(例えば、バースト340、341、342、および343)と呼ばれる。各サーボ・バーストは、1つのバースト当たり所定数の遷移ストライプを含み、それらのストライプはエラー検出および訂正において使用することができる。図3に示されるように、本実施例は、第1方位における5個のストライプのグループの第1バースト、および第1方位とは異なる第2方位における5個の遷移ストライプのグループの第2バーストを含み、第1方位における4個の遷移ストライプのグループの第3バースト、および第2方位における4個の遷移ストライプのグループの第4バーストがそれに続く。] 図3
[0037] ヘッド・アセンブリ324は、縦方向のデータ・トラック329のセットに関して磁気テープ上のデータを読取りおよび/または書込むように構成された複数の読取り/書込み素子328を含む。サーボ読取り素子325がその定義されたサーボ・バンド327に適切に位置付けられるときには、読取り/書込み素子328が、磁気テープ320のデータ・トラック・ロケーションに関してデータを転送するために適切に位置付けられる。]
[0038] タイミング・ベースのサーボ・トラックに関するサーボ読取り素子の横方向位置付けは、「B」距離と呼ばれる並行した傾きを持つ2つの遷移の間の時間に比べて、「A」距離と呼ばれる異なる傾きを持つ2つの遷移の間の時間の測定に基づいて感知される。例えば、図3を参照すると、「A」距離は、バースト340の第1遷移ストライプとバースト341の第1遷移ストライプとの間の時間に基づいて測定され得る。更に、1つの例では、「B」距離は、バースト340の第1遷移ストライプとバースト342の第1遷移ストライプとの間の時間に基づいて測定される。上記の例では、各バーストの第1遷移ストライプが「A」および「B」距離を決定するために使用されるが、それぞれのバーストのいずれの遷移ストライプを利用することも可能であるということは当業者には明らかであろう。例えば、「A」および「B」距離は、或るバーストの第2の遷移ストライプと別のバーストの第2遷移ストライプとの比較に基づいて決定することも可能である。] 図3
[0039] 更に一般的には、定義されたサーボ・バンドにおける横方向位置の感知は、これら2つのサーボ・パターン・インターバルの比率を取り出すことによって得られる。詳しくいえば、横方向位置は、
(1)「A」距離と呼ばれるバースト340および341の遷移間の距離と
(2)「B」距離と呼ばれるバースト340および342の遷移間の距離と
の比である。これらの距離は、一定の速度で遷移間を計時することによって測定される。従って、テープ・ヘッドのサーボ読取り素子325および326が磁気テープ320の下端に向けて移動するとき、バースト340および341の「A」遷移間の距離が大きくなるが、バースト340および342の「B」遷移間の距離は変わらないままなので、バースト340および341の遷移間の時間と、バースト340および342の遷移間の時間との比が大きくなる。]
[0040] 図3に示されるように、奇数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327bおよび327d)のサーボ情報が偶数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327a、327c、および327e)からのサーボ情報とインターリーブされるように、その奇数サーボ・バンドにおける遷移ストライプの各バーストが縦方向にシフトされ、即ち、その偶数サーボ・バンドの遷移ストライプの各バーストからオフセットされる。] 図3
[0041] 図4は、磁気テープ320のような磁気テープのタイミング・ベースのサーボ・パターンを簡略化したものを示す。図を簡略化するために、図4では、各バーストは単一の線として示される。1つの実施例では、その単一の線は、各バーストの第1遷移ストライプを表わし得る。] 図4
[0042] 図3に関連して説明したものと同様に、ヘッド・アセンブリ324は、少なくとも2つの狭いサーボ読取り素子325、326を含み、2つのサーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327aおよび327b)が同時に感知されることを可能にする。上述したように、サーボ読取り素子(例えば、サーボ読取り素子325および/または326)が、例えば、サーボ・トラック中心線350に沿ってサーボ・トラック327の遷移と交差するとき、その遷移の極性によって決定される極性を有するアナログ信号パルスを発生する。] 図3
[0043] 図4に示された例では、第1方位を有する遷移ストライプL2が、第2方位有する遷移ストライプL3から距離「A」だけ隔てられる。1つの例では、距離「A」は50μmであってもよい。第2方位を有する遷移ストライプL1は、同様に第2方位を有する遷移ストライプL3から距離「B」だけ隔てられる。1つの例では、距離「B」は100μmであってもよい。] 図4
[0044] 図4に示されるように、奇数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327bおよび327d)内の遷移ストライプの各バーストは、偶数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327a、327c、および327e)の遷移ストライプの各バーストから縦方向にシフト、即ち、隔てられている。例えば、サーボ・バンド327bの遷移ストライプM1によって表わされたバーストは、サーボ・バンド327aの遷移ストライプL1によって表わされたバーストから縦方向に距離「D」だけシフトされている。同様に、遷移ストライプL2およびL3によって表わされたバーストは、それぞれ、遷移ストライプM2およびM3によって表わされたバーストから縦方向に距離「D」だけシフトされている。ラベルを付されてないが、サーボ・バンド327cおよび327eがL1、L2およびL3を含むということは当業者には明らかであろう。図4に示されるように、サーボ・バンド327cおよび327eの遷移L1、L2、およびL3は、それぞれ、サーボ・バンド327aのL1、L2、およびL3と揃っている。同様に、サーボ・バンド327dはM1、M2、およびM3を含む。図4に示されるように、サーボ・バンド327dの遷移M1、M2、およびM3は、それぞれ、サーボ・バンド327bのM1、M2、およびM3と揃っている。] 図4
[0045] サーボ読取り素子325は、それがサーボ・トラック中心線350に沿ってサーボ・バンド327aの第1方位の遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプL2)と交差するときに信号を検知すること、および、その後、それがサーボ・バンド327aの第2方位の隣接した遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプL3)と交差するときに信号を検知することによって、サーボ・バンド327aに沿った「A」距離を測定する。同様に、サーボ読取り素子326は、それがサーボ・トラック中心線350に沿ってサーボ・バンド327bの第1方位の遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプM2)と交差するときに信号を検知すること、および、その後、それがサーボ・バンド327bの第2方位の隣接した遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプM3)と交差するときに信号を検知することによって、サーボ・バンド327bに沿った「A」距離を測定する。遷移ストライプL3およびM3は相互に距離「D」だけ縦方向にシフトされているので、奇数サーボ・バンドのサーボ情報が偶数のサーボ・バンドからのサーボ情報とインターリーブされるように、サーボ読取り素子326が距離「A」に関する情報を出力する時とは異なる時間に、サーボ読取り素子325が距離「A」に関するサーボ情報を出力する。従って、奇数サーボ・バンドに関するサーボ素子326から得られたサーボ情報は、偶数サーボ・バンドに関するサーボ素子325から得られたサーボ情報と同時には提供されない。]
[0046] 更に、図4に示されるように、サーボ読取り素子325は、それがサーボ・トラック中心線350に沿ってサーボ・バンド327aの第2方位の遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプL1)と交差するときに信号を検知すること、および、しかる後、それがサーボ・バンド327aの第2方位の隣接した遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプL3)と交差するときに信号を検知することによって、サーボ・バンド327aに沿った「B」距離を測定する。同様に、サーボ読取り素子326は、それがサーボ・トラック中心線350に沿ってサーボ・バンド327bの第2方位の遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプM1)と交差するときに信号を検知すること、および、しかる後、それがサーボ・バンド327bの第2方位の隣接した遷移ストライプ(例えば、遷移ストライプM3)と交差するときに信号を検知することによって、サーボ・バンド327bに沿った「B」距離を測定する。再び、遷移ストライプL3およびM3は距離「D」だけ縦方向にシフトされているので、サーボ読取り素子326が距離「B」に関する情報を出力する時とは異なる時間に、サーボ読取り素子325が距離「B」に関するサーボ情報を出力する。従って、奇数サーボ・バンドに関するサーボ素子326から得られたサーボ情報は、偶数サーボ・バンドに関するサーボ素子325から得られたサーボ情報と同時には提供されない。] 図4
[0047] 距離「D」は次の式(1)によって表わすことができる。この場合、Xは、磁気テープ駆動装置の横方向に隔てられたサーボ読取り素子の数である。
[1/X−0.1(1/X)]B≦D≦[1/X+0.1(1/X)]B (式1)
但し、Xは、磁気テープ320を読取るように、および/または書込むように構成された磁気テープ駆動装置の横方向に隔てられたサーボ読取り素子の数である。式(1)は、次の(式2)のように簡略化され得る。
0.9B/X≦D≦1.1B/X (式2)]
[0048] 1つの実施例では、テープ320は、2つの横方向に隔てられたサーボ読取り素子325および326を有する磁気テープ駆動装置において利用されるべきものである。この実施例では、各奇数サーボ・バンドの各バーストの第1遷移ストライプが、各偶数サーボ・バンドの各バーストの第1遷移ストライプから実質的に等しい距離「D」だけ縦方向にシフトされている。この場合、Dは、0.45Bと0.55Bの間である。更なる実施例では、距離「D」は、約0.50Bである。従って、2つのサーボ読取り素子が2つの異なるサーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327aおよび327b)を読取る実施例では、ヘッド・アセンブリ324が、いずれの隣接したサーボ・バンド(例えば、奇数サーボ・バンド327b)とも異なる時間に偶数サーボ・バンド327aに対するサーボ情報を出力するであろう。同様に、サーボ読取り素子325は、いずれの隣接したサーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327aおよび327c)とも異なる時間に奇数サーボ・バンド327bに対するサーボ情報を出力するであろう。従って、奇数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327bおよび327d)における遷移ストライプの各バーストは、その奇数サーボ・バンドのサーボ情報が偶数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327a、327c、および327e)からのサーボ情報とインターリーブされるように、その偶数サーボ・バンドの遷移ストライプの各バーストから縦方向にシフトまたはオフセットされる。上記のパターンは、従来技術のパターンの場合の2倍のサンプリング率を提供する。]
[0049] 例えば、本実施例では、2m/秒のテープ速度、50μmの距離「A」、および100μmの距離「B」を仮定すると、サーボ読取り素子325および326は、奇数サーボ・バンド・パターンが偶数サーボ・パターンから縦方向に距離「D」(但し、0.45B ≦D≦0.55B)だけシフトされるので、毎秒40,000サンプルという率でサーボ情報を出力するであろう。]
[0050] 図3に説明を戻すと、サーボ・トラック327aおよび327bがそれぞれサーボ読取り素子325および326を横切って移動するように、テープがヘッド・アセンブリ324を横切って縦方向に移動する。そのような移動が生じるとき、磁束遷移のサーボ・パターンがサーボ読取り素子325および326によって検知され、従って、それらのサーボ読取り素子は、2つのアナログ・サーボ読取り素子信号を各サーボ読取り素子325および326に対して1つ発生する。上記のように、本実施例では、各奇数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327b)の各バーストの第1遷移ストライプが、偶数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327a)の各バーストの第1遷移ストライプから実質的に等しい距離「D」だけ縦方向にシフトされ、従って、奇数サーボ・バンド327bのサーボ情報が偶数サーボ・バンド327aからの前述のサーボ情報とインターリーブされる。各サーボ読取り素子に対するアナログ・サーボ読取り素子信号がそれぞれサーボ信号線384および390を介して信号デコーダ386および392に供給される。その縦方向のシフトのために、偶数サーボ・バンド327aおよび奇数サーボ・バンド327bに対するサーボ信号が異なる時間に発生され、それぞれの信号デコーダがサーボ読取り素子信号を別々に処理し、位置信号線388および394を介してサーボ・コントローラ380に送られる位置信号を発生する。サーボ・コントローラ380は、各サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327aおよび327b)に対するサーボ制御信号を発生し、制御線382を介してヘッド・アセンブリ324におけるサーボ位置付け機構にそれを供給する。サーボ位置付け機構は、サーボ・コントローラ380からの制御信号に応答して、所望のサーボ・トラックに到達するように、またはサーボ・トラック中心線350に関してサーボ読取り素子325および326の中心を維持するように、サーボ読取り素子325および326を含むアセンブリを、各サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327aおよび327b)に対するサーボ・トラック中心線350に関して横方向に移動させる。] 図3
[0051] サーボ・システム380のサーボ検知ロジックは、横方向に拡張した遷移(特に、異なる傾きを有し、磁気テープ320が縦方向で移動するとき複数個の横方向に隔てられたサーボ読取り素子325および326によって感知された遷移を含む遷移)の相対的なタイミングを、線382を介して供給された信号から検知するように構成される。サーボ検知ロジックは、感知された遷移の相対的なタイミングから、「A」距離を決定するように、および、異なる傾きを有する横方向に伸びた遷移の少なくとも1つの既知のセットに関して、複数のサーボ読取り素子325および326と磁気テープとの間の関係に関する情報を決定するように、構成される。]
[0052] 磁気テープ駆動装置100が図5および図6に示され、それは、例えば、磁気テープ・カートリッジ103から磁気テープ320にデータを読み書きするように構成される。磁気テープ駆動装置100は、磁気テープ・カートリッジ103を受け取るように構成され、磁気テープ320は、磁気テープ・カートリッジからヘッド・アセンブリ324を通って卷取りリール105へのテープ・パスに沿って案内される。磁気テープ320は、テープ・パスに沿ってテープ・ガイド・ローラ110によって案内され得るし、その磁気テープが、例えば、駆動モータ115および116並びにサーボ駆動制御装置120を含む駆動システムによって磁気テープ・カートリッジ103および卷取りリール105の間を縦方向に移動するとき、テープ・ガイド・ローラによって横方向に抑制され得る。] 図5 図6
[0053] 磁気テープはテープ・ガイド・ローラ110によって横方向に抑制されるが、ヘッド・アセンブリ324では依然として多少の小さな横方向の動きが生じることがある。更に、磁気トラックは、磁気テープ上で多少の小さな横方向の動き生じることがある。サーボ・コントローラ380は、例えば、磁気テープ320のサーボ・トラックをトラック追従するために、上述の横方向位置に関する情報に従って、図3および4のサーボ読取り素子325および326並びに読取り・書込みヘッド328を含むヘッド・アセンブリ324を、磁気テープ320が横方向に移動させるように構成される。記録システム130は、磁気テープ320が図6の駆動システム115、116、120によって縦方向に移動するとき、磁気テープ320に関してデータを読み書きするように読取り・書込みヘッドを操作する。] 図3 図6
[0054] サーボ駆動制御装置120は、磁気テープ320が一方のリールから巻き戻され、他方のリールに巻き付けられるとき、各リールにおけるテープの半径を常時変化させることによって、その磁気テープの縦方向の移動を比較的一定に維持すべく駆動モータ115および116を操作するように構成される。]
[0055] 磁気テープヘッド・アセンブリ324並びに駆動モータ115および116のサーボは、上述のようにタイミング・ベースのサーボの使用によって達成される。1つの例では、サーボ・システムは、磁気テープ320に関しての読取り及び/又は書込みヘッド328の横方向位置を制御するように構成され、サーボ・トラック327の横方向に拡張した遷移の横幅よりも小さい距離にわたって横方向に隔てられた図3および図4の複数個のサード読取り素子325および326を使用する。図6のサーボ検知ロジック135は、磁気テープが縦方向に移動するとき、横方向に隔てられたサーボ読取り素子によって感知された横方向に拡張した遷移の相対的なタイミングを検知するように構成される。サーボ・ロジック140は、上述したように、一方のサーボ読取り素子から検知された相対的タイミングと他方のサーボ読取り素子から検知された相対的タイミングとの間の差を使用して、磁気テープに関して複数個のサーボ読取り素子の少なくとも1つの横方向位置に関する情報を、異なる傾きを有する横方向に拡張した遷移の少なくとも1つの既知のセットに対する遷移の相対的タイミングから決定するように構成される。サーボ・コントローラ380は、横方向位置に関する情報に従って、サーボ読取り素子並びに読取り及び/又は書込みヘッドを磁気テープの横方向に移動させるように構成される。] 図3 図4 図6
[0056] 上述したように、高いサンプリング率は、サーボ読取りヘッド素子位置に関する最新の正確な情報を提供し、従って、高いサーボ帯域幅および一層よく制御されたサーボ・システムをサポートする。磁気テープ320の速度が遅いデータ転送ホスト・システムに適合する(スピード・マッチングと呼ばれる)ように遅いとき、サンプリング率は更に遅くなり、その結果、高帯域幅システム・トラック追従システムを維持することができないほどまでサンプリング率が遅くなる。本実施例は、偶数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327a)を読取るサーボ読取り素子325からのサーボ情報と、奇数サーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327b)を読取るサーボ読取り素子326からのサーボ情報との間の切り替えによって遅いサンプリング率を緩和する。]
[0057] 遷移ストライプが相互に縦方向に距離「D」だけシフトされているので、サーボ読取り素子325は、サーボ読取り素子326が距離「A」に関する情報を出力する時とは異なる時間に距離「A」に関するサーボ情報を出力する。サーボ読取り素子325は、サーボ読取り素子326が距離「B」に関する情報を出力する時とは異なる時間に距離「B」に関するサーボ情報を出力する。従って、奇数サーボ・バンドに関するサーボ素子326から得られたサーボ情報は、偶数サーボ・バンドに関するサーボ素子325から得られたサーボ情報と同時には提供されない。従って、奇数サーボ・バンドのサーボ情報が、偶数のサーボ・バンドからのサーボ情報とインターリーブされる。2つのサーボ読取り素子が2つの異なるサーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327aおよび327b)を読取るという実施例では、距離「D」は、0.45Bと.055Bとの間にある。更なる実施例では、距離「D」は0.50Bである。上記のパターンは、従来技術のパターンの2倍となるサンプリング率を提供する。]
[0058] 例えば、2m/秒のテープ速度、50μmの距離「A」、および100μmの距離「B」を仮定すると、サーボ読取り素子325および326は、毎秒20,000サンプルのサーボ情報を出力するであろう。しかし、本実施例では、2m/秒のテープ速度、50μmの距離「A」、および100μmの距離「B」という同じシステム・パラメータを仮定すると、奇数サーボ・バンド・パターンは、偶数サーボ・パターンから「D」の距離(0.45B≦ D≦ 0.55B)だけ縦方向にシフトされているので、サーボ読取り素子325および326は、毎秒40,000サンプルの割合のサーボ情報を出力するであろう。]
[0059] 従って、サーボ・コントローラ380は、磁気テープ320のサーボ・トラックをトラック追従するように1つのサーボ読取り素子(例えば、偶数サーボ・バンド327aを読取るサーボ読取り素子325)の横方向位置に関する情報に従って、図3および図4のサーボ読取り素子325および326並びに読取りおよび/または書込みヘッド328を含むヘッド・アセンブリ324を磁気テープ320に関して横方向に移動させるように構成される。] 図3 図4
[0060] 図6のサーボ検知ロジック135は、磁気テープが縦方向に移動するとき、横方向に隔てられたサーボ読取り素子(例えば、偶数サーボ・バンド327aを読取るサーボ読取り素子325)によって第1時間に感知された少なくとも2つの横方向に拡張した遷移の相対的なタイミングを検知するように構成される。サーボ・ロジック140は、磁気テープに関するサーボ読取り素子(例えば、偶数サーボ・バンド327aを読取るサーボ読取り素子325)の横方向位置に関する情報を、異なる傾きを有する横方向に拡張した遷移の少なくとも1つの既知のセットに対する遷移の相対的なタイミングから決定するように構成される。サーボ・コントローラ380は、サーボ読取り素子からの横方向位置に関する情報に従ってサーボ読取り素子並びに読取りおよび書込みヘッドを磁気テープの横方向に移動させるように構成される。] 図6
[0061] しかる後、サーボ・コントローラ380は、図3および図4のサーボ読取り素子325および326並びに読取りおよび/または書込みヘッド328を含むヘッド・アセンブリ324を、他のサーボ読取り素子(例えば、奇数サーボ・バンド327bを読取るサーボ読取り素子326)の横方向位置に関する情報に従って、磁気テープ320に関して横方向に移動させるように構成される。] 図3 図4
[0062] 図6のサーボ検知ロジック135は、磁気テープが縦方向に移動するときの第2時間に、横方向に隔てられたサーボ読取り素子(例えば、奇数サーボ・バンド327bを読取るサーボ読取り素子326)によって感知された少なくとも2つの横方向に拡張した遷移の相対的タイミングを検知するように構成される。第1時間と第2時間との間の時間遅れは距離Dに対応する。1つの実施例では、第1時間と第2時間との間の時間遅れは、距離Dと磁気テープ320の速度との積である。] 図6
[0063] サーボ・ロジック140は、種々の傾きを有する横方向に拡張した遷移の少なくとも1つの既知のセットに対する遷移の相対的なタイミングから、磁気テープに関するサーボ読取り素子(例えば、奇数サーボ・バンド327aを読取るサーボ読取り素子326)に関連した情報を決定するように構成される。サーボ・コントローラ380は、サーボ読取り素子326からの横方向位置に関する情報に従って、サーボ読取り素子並びに読取りおよび/または書込みヘッドを磁気テープの横方向に移動させるように構成される。]
[0064] サーボ読取り素子並びに読取りおよび/または書込みヘッドの横方向位置を決定するために偶数サーボ・バンドからのサーボ情報を活用すること、およびサーボ読取り素子並びに読取りおよび/または書込みヘッドの横方向位置を決定するために奇数バンドからのサーボ情報を活用することを説明したが、そのサーボ情報が奇数サーボ・バンドおよび偶数サーボ・バンドから交互に提供されてもよい、ということは当業者には明らかであろう。例えば、奇数サーボ・バンドからのサーボ情報が、サーボ読取り素子並びに読取りおよび/または書込みヘッドの横方向位置を決定するために活用され、それに続いて、偶数サーボ・バンドからのサーボ情報が、サーボ読取り素子並びに読取りおよび/または書込みヘッドの横方向位置を決定するために活用されてもよい。]
[0065] 上記の実施例は、2つのサーボ読取り素子を含むヘッド・アセンブリを説明したが、ヘッド・アセンブリは任意の数のサーボ素子を含み得る。例えば、別の実施例では、ヘッド・アセンブリ324は3個のサーボ読取り素子を含む。従って、1つのサーボ・バンド内の遷移ストライプの各バーストが、前のサーボ・バンドの遷移ストライプのバーストから実質的に等しい距離「D」だけシフト又はオフセットされる。3個のサーボ読取り素子が利用される実施例では、距離「D」は、上記の式(2)によって表されるように、0.30Bと037Bとの間である。更なる実施例では、距離「D」は約0.33Bである。]
[0066] 例えば、サーボ・バンド327bの遷移ストライプの各バーストは、サーボ・バンド327aの遷移ストライプの各バーストから約0.33Bの距離「D」を縦方向にシフトされるであろう。同様に、サーボ・バンド327cの遷移ストライプの各バーストは、サーボ・バンド327bの遷移ストライプの各バーストから約0.33Bの距離「D」の距離を縦方向にシフトされるであろう。更に、サーボ・バンド327dの遷移ストライプの各バーストは、そのサーボ・バンド327dの遷移ストライプがサーボ・バンド327aの遷移ストライプに揃えられるように、サーボ・バンド327cの遷移ストライプの各バーストから約0.33Bの距離「D」を縦方向にシフトされるであろう。最後に、サーボ・バンド327eの遷移ストライプの各バーストは、そのサーボ・バンド327eの遷移ストライプがサーボ・バンド327bの遷移ストライプに揃えられるように、サーボ・バンド327dの遷移ストライプの各バーストから約0.33Bの距離「D」を縦方向にシフトされるであろう。]
[0067] 図3および図4に関連して上記したものと同様に、遷移ストライプが相互に縦方向に距離「D」だけシフトされるので、サーボ読取り素子の各々は、どの隣接したサーボ・バンドとも異なる時間に距離「A」および「B」に関するサーボ情報を出力する。例えば、3個のサーボ読取り素子が3個の異なるサーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327a、327b、および327c)を読取るという実施例では、奇数サーボ・バンドのサーボ情報が偶数サーボ・バンドからのサーボ情報とインターリーブされるように、特に、或るサーボ・バンドのサーボ情報が任意の隣接したサーボ・バンドからのサーボ情報とインターリーブされるように、ヘッド・アセンブリ324(図示されてない3個のサーボ・ヘッドを備えた)が、任意の隣接したサーボ・バンド(例えば、サーボ・バンド327aおよび327c)とは異なる時間にサーボ・バンド327bに対するサーボ情報を出力するであろう。上記のパターンは、従来技術によるパターンの3倍のサンプリング率を提供する。] 図3 図4
[0068] 例えば、本実施例では、2m/秒のテープ速度、50μmの距離「A」、および100μmの距離「B」を仮定すると、サーボ読取り素子325および326は、前のサーボ・バンドの遷移ストライプのバーストから実質的に等しい距離「D」(この場合、0.30B≦ D≦0.37B)をシフト又はオフセットされているので、毎秒60,000サンプルの率でサーボ情報を出力するであろう。]
[0069] 上記の記述は磁気テープに記録された磁気遷移ストライプについて説明したものであるが、サーボ・バンド327が当業者にとって周知のいくつかもタイプの縦方向のサーボ・パターンを含み得る、ということは当業者には明らかであろう。]
[0070] 本実施例は、サーボ・バンド327a、327c、および327eを偶数サーボ・バンドとして、並びにサーボ・バンド327bおよび327dを奇数サーボ・バンドとして説明したが、サーボ・バンド327a、327c、および327eが奇数サーボ・バンドとして、並びにサーボ・バンド327bおよび327dが偶数サーボ・バンドとして定義されてもよい、ということは当然である。むしろ、1つのサーボ・バンド内の遷移ストライプの各バーストが任意の隣接したサーボ・バンドの遷移ストライプの各バーストから実質的に等しい距離「D」だけ縦方向にシフト又はオフセットされる、ということが重要である。]
[0071] 更に、本実施例は5個のサーボ・バンドおよび4個のデータ・バンドを有する磁気テープ320を説明したが、本実施例は複数のサーボ・バンドを有する任意の磁気テープにおいて実施され得る。]
[0072] 上記のロジックは、当業者には既知の任意の適切なロジック構成を含み得る。更に、本明細書に示されたされたものとは異なる特定の要素構成が使用されてもよいということも当業者には明らかであろう。]
[0073] 本発明の特定の実施例を開示および説明したが、本明細書における教示事項に基づいて、本発明およびその広範な側面から逸脱することなく、変更および修正を施し得る、ということは当業者には明らかであろう。従って、「特許請求の範囲」の各項は、本発明の趣旨および技術的範囲内にあるすべての変更および修正を包含するものである。更に、本発明は「特許請求の範囲」の各項によって単独に定義されるということも当然である。]
权利要求:

請求項1
磁気テープ媒体上のサーボ・パターンの遷移ストライプを検知するために、少なくとも第1サーボ読取り素子および第2サーボ読取り素子を含む複数個のサーボ読取り素子を含むヘッド・アセンブリであって、前記サーボ・パターンは複数個の縦方向のデータ・バンド間にある複数個の並行した縦方向のサーボ・バンドを含み、前記複数個のサーボ・バンドは奇数サーボ・バンドおよび偶数サーボ・バンドを含み、前記奇数サーボ・バンドの各々は前記偶数サーボ・バンドの各々の間にあり、各サーボ・バンドは複数個のフレームを含み、各フレームは遷移ストライプの複数個のバーストを含み、各バーストは第1遷移ストライプを有し、前記奇数サーボ・バンドの各々の各バーストの第1遷移ストライプは前記奇数サーボ・バンドのサーボ情報が前記偶数サーボ・バンドからのサーボ情報とインターリーブされるように前記偶数サーボ・バンドの各々の各バーストの第1遷移ストライプから実質的に等しい距離Dだけ縦方向にシフトされ、前記第1サーボ読取り素子は前記磁気テープ媒体上の前記偶数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプを第1時間に検知するように構成される、前記ヘッド・アセンブリと、前記磁気テープ媒体上の前記偶数サーボ・バンドの前記少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングを検知するように構成されたサーボ検知ロジックと、前記磁気テープ媒体上の前記偶数サーボ・バンドの前記少なくとも2つの遷移ストライプの前記タイミングに応答して、前記磁気テープ媒体に関して横方向に前記ヘッド・アセンブリを位置付けるように構成されたサーボ・コントローラとを含み、前記第2読取り素子は前記磁気テープ媒体上の前記奇数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプを第2時間に検知するように構成され、前記第2時間は前記距離Dに対応する前記第1時間後の時間遅れであり、前記サーボ検知ロジックは更に前記磁気テープ媒体上の前記奇数サーボ・バンドの前記少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングを検知するように構成され、前記サーボ・コントローラは更に前記磁気テープ媒体上の前記奇数サーボ・バンドの前記少なくとも2つの遷移ストライプの前記タイミングに応答して前記磁気テープ媒体に関して横方向に前記ヘッド・アセンブリを位置付けるように構成される、磁気テープ駆動装置。
請求項2
前記複数個のサーボ読取り素子は更に前記サーボ・パターンの前記遷移ストライプを検知するように構成され、前記複数個のフレームの各フレームは更に第1方位における遷移ストライプの第1バースト、前記第1方位とは異なる第2方位における遷移ストライプの第2バースト、前記第1方位における遷移ストライプの第3バースト、および前記第2方位における遷移ストライプの第4バーストを含み、前記第1バーストの前記第1遷移ストライプと前記第3バーストの第1遷移ストライプとの間の距離は距離Bである、請求項1に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項3
前記複数個のサーボ読取り素子は前記サーボ・パターンの前記遷移ストライプを検知するように構成され、前記奇数サーボ・バンドの各々の各バーストの前記第1遷移ストライプは前記偶数サーボ・バンドの各々の各バーストの前記第1遷移ストライプから縦方向に前記実質的に等しい距離Dだけシフトされ、前記距離Dは0.9B/X≦D≦1.1B/Xであり、前記Xは前記複数のサーボ読取り素子を構成するサーボ読取り素子の数として定義される、請求項2に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項4
前記磁気テープ駆動装置は、前記距離Dが0.45B≦D≦0.55Bになるように2つのサーボ読取り素子を含む、請求項3に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項5
前記磁気テープ駆動装置は、前記距離Dが0.30B≦D≦0.37Bになるように3つのサーボ読取り素子を含む、請求項3に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項6
前記距離Dは0.45B≦D≦0.55Bである、請求項2に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項7
前記距離Dは0.30B≦D≦0.37Bである、請求項2に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項8
前記距離Dは約0.50Bである、請求項2に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項9
前記距離Dは約0.33Bである、請求項2に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項10
前記磁気テープ駆動装置は前記磁気テープ媒体を前記ヘッド・アセンブリに関して縦方向に移動させるように構成された駆動システムを含む、請求項1に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項11
前記ヘッド・アセンブリは前記磁気テープ媒体上のデータを読取りおよび前記磁気テープ媒体上にデータを書込むように構成された磁気読取り/書込みテープ・ヘッドを更に含む、請求項1に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項12
前記第1サーボ読取り素子および前記第2サーボ読取り素子は横方向に隔てられている、請求項1に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項13
前記時間遅れは前記距離Dと前記磁気テープ媒体の速度との積である、請求項1に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項14
前記複数個の読取り素子は、更に、前記サーボ・パターンの前記遷移ストライプを検知するように構成され、前記フレームは、更に、第1方位における5個の遷移ストライプのグループの第1バースト、前記第1方位とは異なる第2方位における5個の遷移ストライプのグループの第2バースト、前記第1方位における4個の遷移ストライプのグループの第3バースト、および前記第2方位における4個の遷移ストライプのグループの第4バーストを含む、請求項1に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項15
前記第2方位は前記第1方位の反対の方位である、請求項2に記載の磁気テープ駆動装置。
請求項16
少なくとも第1サーボ読取り素子および第2サーボ読取り素子を含むヘッド・アセンブリに関して縦方向に磁気テープ媒体を移動させるステップと、前記磁気テープ上のサーボ・パターンの遷移ストライプを検知するステップであって、前記サーボ・パターンは複数個の縦方向のデータ・バンドの間にある複数個の並行した縦方向のサーボ・バンドを含み、前記サーボ・パターンは複数個の縦方向のデータ・バンド間にある複数個の並行した縦方向のサーボ・バンドを含み、前記複数個のサーボ・バンドは奇数サーボ・バンドおよび偶数サーボ・バンドを含み、前記奇数サーボ・バンドの各々は前記偶数サーボ・バンドの各々の間にあり、各サーボ・バンドは複数個のフレームを含み、各フレームは遷移ストライプの複数個のバーストを含み、各バーストは第1遷移ストライプを有し、前記奇数サーボ・バンドの各々の各バーストの第1遷移ストライプは前記奇数サーボ・バンドのサーボ情報が前記偶数サーボ・バンドからのサーボ情報とインターリーブされるように前記偶数サーボ・バンドの各々の各バーストの第1遷移ストライプから実質的に等しい距離Dだけ縦方向にシフトされる、ステップと、前記第1サーボ読取り素子を用いて前記磁気テープ媒体上の前記偶数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプを第1時間に検知するステップと前記磁気テープ媒体上の前記偶数サーボ・バンドの前記少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングを検知するステップと、前記磁気テープ媒体上の前記偶数サーボ・バンドの前記少なくとも2つの遷移ストライプの前記タイミングに応答して、前記磁気テープ媒体に関して横方向に前記ヘッド・アセンブリを位置付けるステップと、前記磁気テープ媒体上の前記奇数サーボ・バンドの少なくとも2つの遷移ストライプを第2時間に検知するステップであって、前記第2時間は前記距離Dに対応する前記第1時間後の時間遅れである、ステップと、更に前記磁気テープ媒体上の前記奇数サーボ・バンドの前記少なくとも2つの遷移ストライプのタイミングを検知するステップと、更に前記磁気テープ媒体上の前記奇数サーボ・バンドの前記少なくとも2つの遷移ストライプの前記タイミングに応答して前記磁気テープ媒体に関して横方向に前記ヘッド・アセンブリを位置付けるステップとを含む、方法。
請求項17
前記サーボ・パターンの前記遷移ストライプを検知するステップを更に含み、前記複数個のフレームの各フレームは更に第1方位における遷移ストライプの第1バースト、前記第1方位とは異なる第2方位における遷移ストライプの第2バースト、前記第1方位における遷移ストライプの第3バースト、および前記第2方位における遷移ストライプの第4バーストを含み、前記第1バーストの前記第1遷移ストライプと前記第3バーストの第1遷移ストライプとの間の距離は距離Bである、請求項16に記載の方法。
請求項18
前記サーボ・パターンの前記遷移ストライプを検知するステップであって、前記奇数サーボ・バンドの各々の各バーストの前記第1遷移ストライプは前記偶数サーボ・バンドの各々の各バーストの前記第1遷移ストライプから縦方向に前記実質的に等しい距離Dだけシフトされ、前記距離Dは0.9B/X≦D≦1.1B/Xであり、前記Xは前記複数のサーボ読取り素子を構成するサーボ読取り素子の数として定義される、請求項17に記載の方法。
請求項19
前記距離Dは0.45B≦D≦0.55Bである、請求項17に記載の方法。
請求項20
前記距離Dは0.30B≦D≦0.37Bである、請求項17に記載の方法。
請求項21
前記距離Dは約0.50Bである、請求項17に記載の方法。
請求項22
前記距離Dは約0.33Bである、請求項17に記載の方法。
請求項23
前記時間遅れは前記距離Dと前記磁気テープ媒体の速度との積である、請求項16に記載の方法。
請求項24
前記サーボ・パターンの前記遷移ストライプを検知するステップを更に含み、前記フレームは第1方位における5個の遷移ストライプのグループの第1バースト、前記第1方位とは異なる第2方位における5個の遷移ストライプのグループの第2バースト、前記第1方位における4個の遷移ストライプのグループの第3バースト、および前記第2方位における4個の遷移ストライプのグループの第4バーストを更に含む、請求項16に記載の方法。
請求項25
前記第2方位は前記第1方位の反対の方位である、請求項17に記載の方法。
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